国内FX会社を選ぶ前のチェックリスト|数字で見る5つのポイント

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FX会社はスプレッドの狭さだけで選ぶと失敗します。金融庁の登録、顧客資金の保全、最低取引単位、年間損益報告書など、口座を作る前に確認したい5つのポイントを整理します。
FX会社の比較記事は、スプレッド(売値と買値の差)の狭さを並べたものが多くあります。ただ、スプレッドは取引コストの一部にすぎません。口座を作る前に確認すべきことは、ほかにもあります。この記事では、数字と制度の面から見たチェックポイントを5つに整理します。
はじめにお読みください
FXは、預けた証拠金より大きな金額を取引できる仕組みで、元本を超える損失が出ることがあります。この記事は会社選びの考え方を説明するもので、取引をすすめるものではありません。
金融庁の登録を受けているか
国内でFXを提供する会社は、金融庁(財務局)の登録を受けた「金融商品取引業者」である必要があります。
| 確認すること | 方法 |
|---|---|
| 登録番号があるか | 会社のサイト下部に「金融商品取引業者 ○○財務局長(金商)第○○号」と書かれている |
| 登録が本物か | 金融庁の「登録業者一覧」で会社名を検索する |
| 無登録の業者でないか | 金融庁が公表している「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」を確認する |
登録のない海外業者は、トラブルになっても日本の制度では守られません。当サイトでは、無登録の業者は紹介しません。
預けたお金は守られるか(顧客資金の保全)
FX会社に預けた証拠金は、会社の財産とは別に管理することが義務づけられています。多くの国内業者は、信託銀行などに顧客の資金を預ける「信託保全」という方法で、会社が破綻しても返還されるようにしています。
| 確認すること | 見る場所 |
|---|---|
| 信託保全をしているか | 公式サイトの「お客様の資産の保全」ページ |
| 信託先はどこか | 同上(信託銀行の名前が書かれている) |
| 保全の方法 | 全額信託保全か、一部か |
取引コストは、スプレッドだけで見ない
| コスト | 内容 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| スプレッド | 売値と買値の差 | 表示は「原則固定」でも、時間帯や相場の急変時に広がることがある |
| スリッページ | 注文した価格と、約定した価格のずれ | 約定力(約定率)の公表があるか |
| スワップポイント | 通貨間の金利差による損益 | 買いと売りで、受け取りと支払いがある |
| 取引手数料 | 売買ごとの手数料 | 多くは無料だが、条件を確認する |
数字で見るポイント
スプレッドが0.1銭狭いと、1万通貨の取引では往復で10円の差です。1回の取引では小さな差ですが、頻繁に売買する人ほど積み上がります。自分の取引回数に当てはめて、年間でいくらの差になるかを計算してみてください。
最低取引単位とレバレッジ
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 最低取引単位 | 1,000通貨から取引できる会社と、1万通貨からの会社がある。少額で試したいなら、小さい単位から始められる会社が向いている |
| レバレッジ | 個人の口座は、最大25倍までと法令で決まっている |
| ロスカット | 損失が一定の水準に達したとき、自動で決済される仕組み。ロスカットの水準は会社によって異なる |
レバレッジの高さは、利益だけでなく損失も同じ倍率で大きくすることを意味します。最初は、実際に出せる最大の倍率よりも、ずっと低い倍率で始めるのが基本です。
税金の書類が出せるか(年間損益報告書)
FXの利益は、年間の損益を自分で計算して確定申告します。会社が「年間損益報告書」を発行してくれると、申告がとても楽になります。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 年間損益報告書を発行できるか | 確定申告の数字の根拠になる |
| 取引履歴のダウンロードができるか | スワップポイントや手数料の確認に使う |
| 複数の会社を使う場合の管理 | 損益は会社をまたいで合算するため、各社の書類が必要 |
税金の基本は、FXの利益にかかる税金の基礎で解説しています。
口座を作る前のチェックリスト
- 金融庁の登録番号があり、登録業者一覧で確認できた
- 顧客資金を信託保全している(信託先も確認した)
- 自分の取引回数で、年間のコストを計算した
- 最低取引単位が、少額で試せる大きさだった
- ロスカットの水準と、仕組みを理解した
- 年間損益報告書を発行してもらえる
- 余裕資金の範囲で、失っても生活に影響しない金額から始める
まとめ
- 会社選びは、スプレッドよりも先に、金融庁の登録と資金の保全を確認する
- コストは自分の取引回数に当てはめて年間の金額で比べる
- 最低取引単位とレバレッジは、小さく始められる設定にする
- 確定申告のために、年間損益報告書を出してもらえる会社が安心
この記事は一般的な情報提供であり、特定の会社や取引をすすめるものではありません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
出典
投資のリスクについて
株式・投資信託・FXなどは元本が保証されず、損失が出ることがあります。FXは証拠金を上回る損失が出る可能性があります。サービスの内容・手数料は変わることがあるため、申込前に必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。最終的な判断はご自身でお願いします。


